欲望丸出しの女

明石市エステサロンCastオーナー松下です。

実はこの2月の連休は父親の墓参りも兼ねて 私の生まれ故郷である新潟に帰郷予定であった。

が、大雪の為 断念!

どうやら墓地全体が雪に埋もれているのだそうで、私道(私の田舎は私道も多い)は雪で車道と田んぼとの境目が何処にあるかも分からず車では入って行けない程らしい。そうなると歩くのも困難である。私は小学生の時に雪で道と小川の境目が分からずズボッと落ちた経験がある。ついでに言うと中学生の時には自転車ごと溝にダイブした経験もある。

2月の雪国!恐るべし!

ネット上では どうやら地球はプチ氷河期に入ったと言われている。らしい。

確かに国道8号線の福井県での雪渋滞や高知県でも高速道路が途中 雪で通行止めになっていたりと 今年の冬将軍は例年と違う所でも猛威を奮っている。

そんな中、「新潟に行けないなら クエ鍋でも食べに高知県に行こう♫満天の星空を見に行こう♫」という事で 四国最南端に位置する足摺岬に行ってきた♫

旅館に到着するなり海を見ながら温泉に浸かり クエ鍋を食べながらのお酒!極楽である!

それから《満天の星空》を売りとしている旅館主催の星空ウオッチングなるものに参加。

寒空の下、懐中電灯を持って参加者30名程の大所帯で天文台に登って行ったわけだが正直 あまり信用していなかった。

目の前は空と海しかない旅館の窓からも そんなに星が見れていた訳でもないし もう今や住んでるマンションのベランダから夜空を見ても私の視力では3つ4つしか見えないし 自然なんてなくなりつつあるし。。それに 暗いし寒いし階段キツイし。。せっかく呑んだお酒が抜けてきたし。。

ところが

天文台に到着して「それでは皆さんの持っている懐中電灯を消して下さい」の合図でライトを消した瞬間。。「うわぁー!」と叫んでしまった。いや、私だけでなく全員が!(旦那までも)

目の前には 正真正銘の満天の星空が大パノラマで広がっていたのである!大きいのも小さいのも明るいのも暗いのも ぜーんぶ見えるぅ!

(星ってこんなにあったんだ?)

四国最南端だけあって周りは180度以上が海!波の音に満天の星空が見事にマッチして なんとも心が洗われていく。。あくせく生きてるうちに忘れていた何かを思い出すような なんとも言えない気持ち。心が澄んでゆく。。

(もっと心に余裕を持って ゆっくりゆっくり生きて行こう!こんなにも自然は壮大なのだから)と詩人になったのも束の間

ガイドの「流れ星は90秒に1つは流れています。是非願い事を!」の声に欲望丸出しの精神が戻ってしまった。

その後、幾つかの一瞬で消えてしまう流れ星を見送りながら少しでも長い時間流れるであろう流れ星を探し「カネ、カネ、カネ!」と叫ぶ為 ゾロゾロと戻っていく一行に置いて行かれそうになりながら最後まで上を見上げて目を凝らしていた松下家であった。

人間 寒空の下、40分間ずっと上を見続けているとどうなるか?

2日後の今日も首がうまく回らないオーナー松下であった。(本日ご予約のお客様!わたくし首から下はしっかりと動きますので施術はご安心ください。)(笑)